慶大理工数学
'10
年
[A1]
検討
[A1]
(
解答は
こちら
)
数年前から易化傾向が続いていましたが、ことしの慶大理工は、どうしてしまったのかと言いたくなるような易しさです。問題の組み合わせとしても、首をひねりたくなるのですが、合格した受験生に話を聞いても、試験場で時間を持て余してしまう人が多かったようで、戸惑いがあったようです。慶大薬の方が遙かに高レベルの問題を出していて、こうした出題を続けるのであれば、慶大理工は並の中堅大学に落ちてしまうのではないかと危惧してしまいます。出題形式も、空所補充の割合が年々多くなってきていて、論述力・構想力は必要ない、という状況になっており、慶大理工からしてこれでは、今後、日本の技術力を担う優秀な人材を確保できるのか心配です。
もちろん、本問のような教科書の例題レベルの基礎問題の小問集合を入試問題中に含めることにも意味はあると思いますが、それにしても、東京理科大の小問集合と比較して、大きく見劣りします。有名進学校の生徒の中には、これなら高校の定期試験の方が大変だ、と、思う生徒もいるのではないでしょうか。出題なさる先生には、難し過ぎた
2000
年頃に戻せとは言いませんが、せめて早大理工と肩を並べるレベルを維持し、論述部分をもう少し増やすなど、再検討をお願いしたいと思います。
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