京大理系数学'08前期乙[6]検討

[6](解答はこちら) 実質的に'08年前期甲[6]と同じ問題ですが、三角関数の表がついていて、数値計算をするようになっています。
詳細な三角関数の表にはびっくりしますが、昨年、
東工大'07年物理前期[3]でも出ているので、京大の先生が、じゃあうちでも、と、思ったのかも知れません。

球面上で考え抽象的で目的のわからない甲
[6]と比べて、地球表面の飛行距離をイメージして具体的で問題の目的が明確な乙[6]の方が取り組みやすいのではないかと私は思うのですが......
緯度・経度がわからない、という受験生がいたそうです。三角関数表よりもこの方が私には驚きでした。京大に合格したとして、卒業後、気象を扱うような仕事についたときに、台風や低気圧の進路をどう考えるつもりなのでしょうか?入試の範囲以外のことは関係ない、と言うのなら、京都大学を目指すべきではないと私は思います。こちらをご覧の皆さんには、ぜひ幅広い素養を身につけるように頑張って頂きたいと思います。

同一緯度上の経路と大円上の経路との大小は直感的にわかると思うので、三角関数の表が与えられていて、経路の長さを数値的に比較できる、という点でも、乙
[6]は、角の大きさで比較できない甲[6]よりやりやすいと言えるのではないでしょうか。


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