東工大数学'09前期[1]検討

[1](解答はこちら) 2009年の東工大入試は、どうやら、数学は満点続出のようです。こういうときは英語の出来で大きく左右してしまうので、数学を得意科目にしていた受験生には気の毒なことになったのではないかと思います。その極めつけが本問です。
2次関数で表される放物線の異なる2接線の交点のx座標が、2接点のx座標の相加平均になることは、ほぼ常識のようなことです。そして、この2接線と放物線とで囲まれる部分の面積を、この交点を通りx軸に垂直な直線で2つに分けて計算することや、面積計算に出てくる定積分を、
のようにして計算することも、東工大レベルであれば、知らないでは許されない必須技巧です。
こうした問題でこわいのは、ケアレス・ミスです。
2009年の東工大の数学では、4問完答した受験生でも時間が余ったでしょうから、余った時間でどれほどしっかりと見直しを行ったか、ということが重要だったと思います。日頃の勉強の時から、最終解答を書き終えたところで安心してしまわないで、問題文を1度読み直し、問題文の要求に沿った解答をしているかを確認し、少なくとも数十秒程度、解答の流れを見直す、というクセをつけておいて頂きたいものです。

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