早大理工数学'09[2]検討

[2](解答はこちら) 1次変換がからんでいますが、実質は微分の計算問題です。1次変換と言っても、行列の積と逆行列の基本をついでに確認しておこう、という程度のものです。こうした問題では正解して当然、と、言うべきですが、実際には、どこかで、何らかの勘違い、計算ミスをやらかして、最終解答にたどりつけない、ということが往々にしてあります。受験生は、塾や予備校で有名な先生の板書をひたすらノートに写すのも良いですが、もっと、自分の手を動かして微積分の計算練習をするべきだ、と、私は思います。
よく、少年野球で、「プロ野球○○軍○○選手来たる」とか、「イチロー選手が指導に来た」というようなニュースを見かけますが、イチロー選手や落合さんに打撃法を教わっても、あの天才的な打撃法は普通の子どもでは真似ができないと私は思うんですね。よほど、プロ野球の
2軍で汗にまみれて練習しながら芽が出ずに消えていった名もない人の方が、少年野球の指導には向いているのではないでしょうか?ですが、どうしても名前を追うんですよね。
難関私大早稲田大学と言っても、実は、商の微分法を使って微分計算し、
2次方程式を解いて極値を調べ、増減表を書いて最大・最小を求める、という、こうした問題で正解できるかどうかで合格・不合格が決まっていると私は思います。塾や予備校で、微積分の計算について代表的な技巧を一通り練習できるような私的なプリントを配布する先生がいたら、受験生思いの良い先生だと私は思います。

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