東工大物理'07前期[2]検討

[2](解答はこちら) [B]の遠心力というのが少々物珍しいですが、出題者がピストンに働く力を1つ増やしたかった、ということであって、遠心力固有の性質を考える必要はありません。それを除けば、断熱変化に関する基礎的な問題と言ってもよいのでしょうか?東工大は、p-V図を描かせたり、仕事に相当する部分に斜線を入れさせたり、という問題をよく見かけます。真空への自由膨張の際の仕事に斜線を入れる、というようなときは注意が必要ですが、ここでは、A室の気体が受けた仕事から、B室の気体のした仕事を引いた部分の面積を考えれば問題ないでしょう。
最後の「
Aの結果を用いてもよい」ということわり書きが何を意味するのかわからずに困った受験生もいたと思いますが、「Aの結果を用いなくてもよい」と思えば、ポアッソンの関係式:一定 を用いて解答してもOKです。もちろん、という形で使えば、解答よりももっと早くすみます。

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